kawaichikun’s blog

ブログを開設したとある高校生です!このブログを通して様々な事をしたいと考えています!絶対に有名になるので応援よろしくお願いします!

オリジナル小説  #1

                想い

 

 

 風にな靡く君の前髪、ビー玉のように丸くぱっちりとしたその目、太陽の光が反射して輝くその唇、いつも穏やかな笑顔を作って皆に優しく振舞っているあの姿、、僕はいつも君だけを遠くから眺めていた。そう、誰にもばれないように、、、 

 

 

 

 

僕が、君に今の気持ちを伝えたらなんというのか僕にはなんとなくわかる。きっと君は遠くから眺めることができる存在だったのに、もっと遠くまで行ってしまうだろう。そして、君のことを見ることができなくなってしまうことぐらい分かっている。 

 

 

 

でも、伝えたい、、君にこの気持ちが届いてほしい、、、そんなことを考えながらずっと僕はまた変わらない夕日を一人で眺めている。 

 

 

 

 

 「えー、今日からここのクラスを受け持つことになりました。水田です。宜しくお願い致します。」

と、大きな声で先生が言った。僕は特に興味がなかったから、席が窓際だったため外の景色を眺めていた。僕は勉強ができなくて、いつもビリまではいかないが平均点よりも下の点数を取っている。勉強なんてしたって意味ない。そこまで頑張るのは何故だ。あんなことはいくらお金を貰おうとごめんだ。さらに僕は、友達も少ないから常にぼーっとしていることが多い。高校生なので周りにカップルが多いが到底僕にはできない。男子とさえそこまで、馴染むことができないのに女子となんてもってのほかだ。

 

 

 

 

家に帰ってきた。今日は高校生になって初めて登校したが、どうも絡むことのできなそうなやつばかりだ。

(とりあえずプログラミングの勉強でもするか、、、)

そう思い僕は、パソコンを開いた。プログラミングの勉強をしている時は、なにもかも忘れて熱中していられる。とりあえず1時間やってその後に家事をすることにしよう。

「よしっ、、、。はぁ~。」

かなり今回は、勉強が進んだもう少しでサイトが作れそうだ。夜ご飯を作って、皿を洗って、洗濯物を畳まなければ、、僕は静かな部屋に1人黙々と家事をしている。

僕は気づけば、いつもこんな生活をしていた。

 

 

 

 

 僕の父さんは、母さんと僕に暴力をふるう人だった。

「うるせぇ!お前なんてな消えればいいんだよ。」

そんな暴言とともに、繰り出される拳。それを、必死僕の盾になって守る母さん常に僕の体と母さんの体には傷があった。

「ごめんねぇ。お父さんは、お酒が入るとあーなっちゃうから。」

でも、僕はその言葉を信用できなかった。母さんがいない休日、僕は父さんにいつも暴力をふられていた。でも、そんなこと母さんに言ったらだめだと思い、グッと喉の奥で言うのを堪えていた。

「わかった。僕は大丈夫だよ。」

また嘘をついてしまった。もう、僕は呼吸をするのが辛くなっていた。1週間前に体を思いっきり踏まれた。それから呼吸がしずらくなっている。

「ありがとう。なんか辛くなったら言ってね。」

「うん、、。」

こんなことの、繰り返しだ。僕は辛くて辛くて生きる意味を失っていた。だが、中学1年生の時に君に出会ったんだ。

 

 

 

 

僕の中学校は、近くに2つの小学校があるので基本的にそこに通っている子達が入ってくる。でも、僕は中学生になると同時に近くに引っ越してきたので殆どの人達が初めて会う人だった。だけど、君はその中学校の近くの小学校に通っていたから比較的友達も多く美人で優等生だったので、有名だった。僕は一目見たその瞬間君の虜になってしまっていた。だから、君は誰よりも輝いて僕の目に映っていた。